引用元:前スレ:後味の悪い話 その149

447: 沙耶の唄@\(^o^)/ 2014/04/29(火) 02:14:51.06 ID:V+vIP1vS0.net
PCゲーム沙耶の唄のエンディングのひとつ

主人公の郁紀は交通事故により生死の境をさまよった。
一命を取り留めたものの郁紀の世界は狂いだした。
後遺症により目に映る人や物が見るもおぞましいグロい肉塊にしか見えなくなった。
誰にも打ち明けられず狂った世界で孤独を感じる郁紀は自殺さえ考える。
だが、そんな郁紀の前に一人の少女が現れた。
沙耶と名乗る可愛らしい少女は、行方不明になった大学教授の父を探すため
郁紀が入院している大学病院に隠れ住んでいたようだ。
その後、毎晩秘密の逢瀬を重ね、惹かれあう二人。
郁紀は退院と共に沙耶を説得、同棲生活を送ることに。
狂った世界の中沙耶という希望をつかんだ郁紀は、
彼女の明るさや献身によって救われていく。

ある夜、沙耶が仲間が欲しくないかと問いかけてくる。
沙耶さえいればいい郁紀は曖昧な返事をするが……
翌日、隣の家の画家である男、鈴見は醜悪な怪物に襲われる。
目を覚ますと、鈴見の世界は郁紀と同じグロテスクな狂った世界に変わっていた。
狂乱状態に陥る鈴見。
そんな彼の前に二匹の醜悪な化け物が現れた。
鈴見はその化け物(実は彼の妻子)を殺す。
そして、外に出た鈴見は一人の少女に出会った。
先ほどの化け物狩りで興奮が冷めないのか精神が壊れたのか
鈴見はその少女に襲い掛かった。

大学から帰ってきた郁紀が目にしたのは、
化け物に組み敷かれ犯されている沙耶の姿だった。
激昂した郁紀は台所から包丁を持ち出すと化け物を滅多刺しにする。
化け物から解放された沙耶は涙を浮かべ抱きついてきた。
よほど恐ろしかったのだろう、
その震える体を抱きしめながら落ち着かせる郁紀。
しばらくして落ち着きを取り戻した沙耶は語る
自分には生物の構造を組み替える能力があり、男の脳を弄ったのだという。
他人でも郁紀のようにしてしまえば自分に優しくなると思ったそうだ。
自分には郁紀しかいないと痛感する沙耶。
そんな彼女に自分の気持ちを伝えようと決めた郁紀。
だが告白の言葉を遮って、沙耶が問いかける。
―今なら元に戻れる。郁紀は元に戻りたい?
特に考えなく戻れるならと答えてしまう郁紀。
その後、郁紀は沙耶のキスで気を失い
目が覚めたら元どうりの世界。
沙耶の姿はなく、死体だけがあった。

その後、郁紀は警察に逮捕され白い独房に隔離されることになった。
沙耶のいない日々を過ごす郁紀。
ある夜、外から何かが這いずる音が聞こえた。
それが沙耶だと確信した郁紀は声を聞かせてほしいと語りかける。
だが、声はなく、独房の隙間から携帯電が差し込まれそのメモ帳には
(今の私の声は、きっと変に聞こえると思う。)
(郁紀の中では可愛い沙耶でいたいの。ごめんね)
そんな沙耶に、僕は構わなかったんだ、と郁紀。
(わたしが臆病だったんだ、ごめんなさい)
そんないじらしい沙耶に自分の気持ちを携帯に乗せ伝える郁紀。
(あいしています)
沙耶は声を押し殺して泣いていた。
郁紀は沙耶の本当の姿に気付きつつ愛していたのだ。
沙耶は父親探しの旅に出ると告げ、郁紀はいつまでもここで待つと告げる。
沙耶は、独房の扉を愛しそうに撫でると姿を消した。
郁紀は、いつまでも沙耶を待つのだった。

二人とももう一歩勇気があればと思うとやり切れないエンディングだった。
まあ、ぶっちゃけこのゲームには大団円のハッピーエンドなんてないんだが。

452: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/04/29(火) 02:28:10.43 ID:MvAODVTv0.net
鈴見って画家の家庭を自分勝手に破壊しておいて幸せに、か
主人公とヒロイン以外はどうでもいいと

454: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/04/29(火) 11:26:07.86 ID:tlKpnfy+0.net
>>452
元々沙耶は異次元からやってきた侵略者だからな
その世界の支配種族=人類の文化を学び、
恋愛感情を知ったが容姿が肉塊故に配偶者がおらず、
そこに脳がぶっ壊れた青年が出会って交流していって……てのが話の筋だから


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