引用元:前スレ:後味の悪い話 その149

585: 本当にあった怖い名無し@\(^o^)/ 2014/05/03(土) 00:38:07.87 ID:cp3od1rw0.net
逆転裁判3の4話
いわゆる過去編であり、この逆転裁判3の根幹ともいえるエピソード。
そして、主人公、成歩堂龍一の師である綾里千尋(故人)の活躍や
本作で、成歩堂に敵対する謎の検事ゴドーの過去に触れる話である。

新米弁護士の綾里千尋は先輩弁護士である神乃木荘龍という男と共に
ある事件の審理をすることに。
6年前ある誘拐殺人事件で逮捕された尾並田美散という男が脱獄し、
自分を告発した婦人警官、美柳勇希を殺害したという事件。
だが、尾並田は罪を否認、千尋自身も尾並田と会話した結果
強面であるがとても人を殺すようは人とは思えなかった。

審理が始まった。
検事局始まって以来の天才といわれる新米検事、御剣怜侍により
証人が呼び出される。
無久井里子と名乗る証人は愛嬌のある笑顔を振りまきつつ、語る。
偶然現場に居合わせ写真を撮ったとのことだが、その証言には
矛盾や不自然なところが多くあった。
証言の矛盾を突いていくうち、千尋は証人が偶然の目撃者でなく、
事件に深く関わっていると確信する。
一時休憩の間に尾並田から話を聞くと6年前の事件は狂言誘拐だったと語る。
尾並田と勇希、そして人質役で勇希の義妹・ちなみの三人で、美柳家からの
身代金を山分けするはずだったが、勇希の裏切りにより計画は頓挫。
ちなみは事件現場の橋から落ち、尾並田は勇希によって逮捕される。

審議中、千尋は無久井里子こそ狂言誘拐に加わっていたちなみであると断定。
証人保護のためにあえて偽名を名乗っていたというが、千尋はさらに攻める。
過去の狂言誘拐の手動は当時14歳のちなみによるものであり、
身代金であるダイヤを隠し持って川に転落し死を装う。
その後、罪を尾並田に着せダイヤの独占を図った。
だが、今回の脱獄により尾並田が勇希に接触し、罪の意識に耐えかねた勇希が
全てを暴露しようとしたのではないかと知り、義姉の勇希を殺害。
尾並田に罪を着せ二人の口封じをしようとしたのでは?と。
証拠はないが、尾並田の証言があれば立証できるはず、
だが、証言台に立った尾並田は、かすかに微笑んだ後、突然血を吐いて倒れた。
実は、過去、ちなみと尾並田は恋人だった。
尾並田は優しすぎた…最後までちなみを信じようとしたが、信じきれなくなったため
過去にかわした約束により、ちなみから託されていた毒を自らあおり、
自らの口を封じたのだ。
法廷が騒然となる中、ちなみは微笑んで、法廷から去っていった。

その後、その事件を追っていた神乃木はちなみに接触するも、
コーヒーに毒を盛られ意識不明の重体に。
目が覚めると、髪は白髪に、視力は著しく低下し、千尋は
別の事件で命を落としていた。
神乃木はゴドー(尾並田事件の事件現場の川)と名乗り
弟子である成歩堂の力を見極めようとしていたらしい。

ちなみは、後に別の殺人事件を起こしその罪を
大学の同級生であり恋人の成歩堂に着せようとしていたが、
千尋によって有罪判決を受け、死刑に処された。

尾並田自身は凄くいい人っぽかったのになんか後味悪かった。


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